片付けしたら身も心も楽になって旅に行きやすくなった"ハチ"です
お気に入りのキャンプ場がコロナの影響で閉鎖してたけど
6月半ばごろから再開を確認
緊急事態宣言や長雨の影響で行けなかったけど
8月は晴れが続くので行けそう
なにより
103kmしかないなら自転車で行けるな
ってことで茶臼山を越えて行くことになるけれど
朝5時に出発してすれば60km登りでも17時には着ける計算
自転車旅は計算通りにいかないものだけど
楽しみながらキャンプにしゅっぱーつ
最高のキャンプ場が1000mを越えてた件 1日目
起きたら7時でした
安定の寝坊
言い訳すると3泊4日の滋賀県に行った時の動画とブログ書いてて寝るのが遅くなってしまった
3時間の遅れでも問題ないでしょ
100kmしかないんだから陽が暮れるまでにはつけるはず
勢いよく漕ぎ出しました
が、暑い
さすがに8時過ぎてるから日差しがキツい
豊橋までは問題なく通過
その後堤防を走って新城を目指して行くんだけど
この道がキツい
日差しを遮るものがない上に景色も変わらない
永遠にも思える同じ道をひたすら漕いでいく
川沿い走ってるのに暑い
風は向かい風
ドライヤーかと思う熱風を受けながら走り続ける
40kmを2時間で走りきる予定だけど
この熱風を避けるために朝5時出発を予定してたのに
まぁ、寝坊したので仕方ない
自分の甘さを認識してしつつも漕いでいく
漕いでいれば自転車は前にしか進まないのだから
コーラは暑いと爆発する
永遠にも思えた堤防を乗り越えて新城を目指していく
途中車、対抗車のスポーツカーに意識を取られていたら
パンッ
スポーツカーがパンクでもしたか?
そんな破裂音が響きわたる
しかし違ったのである
音は真後ろから聴こえた
まさか後輪のパンクか!?
と、思い振り向いた先にあったのは
暑過ぎてコーラが爆発した
自動車の車内にあったスプレー缶が爆発することは有名だが
コーラが爆発するとは
自転車の微振動で炭酸が振られ、さらに暑さで爆発したっぽい
夜のお楽しみにとっておきたかったのに
ぬるいコーラを仕方なく飲み干す
自転車のトラブルじゃなくて良かった
気を取り直して出発
急がば回れ
ま?!
真っ直ぐ走れば近道で行けるのに
土砂崩れで迂回を強いられる
進めるかも
って期待を込めて走ってみたけど
2枚目の同じ看板を見つけて仕方なくUターン
通れないものは通れないので迂回して国道151号線を北上していく
交通量が多いから走りたくなかったけど仕方ない
言事とは本当に的を得ているのであった
新城は川が綺麗
当初の予定は迂回せずに真っ直ぐ走って鳳来寺山の麓を走っていく
バイクではお馴染みのコース
もちろん、バイクで気持ちがいいワインディングは
自転車ではかなり厳しいコース取り
迂回したことにより鳳来寺山経由ではなく
川沿いを走って北上していく国道257号線を走っていけることになった
ほぼ平坦なためこちらのほうが圧倒的に早い
急がば回れとはよく言ったものだな
お昼も近いのでお腹は空いているが
休憩できる場所は無いのでもう少し走る
道の駅もあったけど、お昼はラーメンと決めていたのでスルー
今回はお昼ご飯はしっかり食べたいところ
そんなことを考えながら走っていたら
ピーン!!
自転車と徒歩でしか入っていけない穴場を発見
日陰もあるし川底も浅い
水場がないけど休憩にはピッタリの場所
替えの下着を持っていたら間違いなく川にダイブするレベル
火照った身体と疲れた脳みそを理性で押さえ付け
足だけ浸けて涼をとる
近くにあったら川遊びできるベストスポットだな
本当に理想的な川辺
近くにないのが本当に残念だ
考えていてもしょうがない
ご飯食べよう
水が少なかったので麦茶をブレンド
ミネラルも摂れるし大丈夫っしょ
カップラーメンを麦茶で作る横暴
自転車旅では資源が限られるので贅沢は言えない
あるものを使うしかないのだ
泥水も飲める浄水器買おうかな
水は足元を流れているが
川は病原菌や寄生虫が怖いので飲めないのである
3分経ったのでラーメン完成
いただきます
自転車漕いでお腹はペコペコ
綺麗な景色の中で食べるラーメンは最高にうまい
お昼ご飯を食べ終わってから少しだけ休憩
12時にご飯食べれたので少しだけ余裕がある
が、このままダラけると後が辛いので
自分に言い聞かせて走り出す
ラーメンを使うのに麦茶を使ったのが後々響いてくるとは
この時まだ気付いていなかったのである
30kmのヒルクライム
新城市内を走り抜けたら補給場所は無くなる
時刻は14時過ぎ
日中で一番暑い時間帯だが山路なので日陰も多い
ヒルクライムとはいえまだまだ緩い登り坂
これなら登っていけるかな
バイクで何度も走っているのでそんな甘くないことはわかっていたが
かなりキツい
当初は60km近く登ることを想定していたので
その半分だったのは本当に助かった
問題は登りに入るタイミングである
市内はコンビニや自販機もあるので
いざという時の飲み物の補給ができる
しかし、今回は違う
炎天下の市内を60km近く走ってからか本番である
飲み水も持っている限り
自販機など、もちろんないので水分の取り方が命に関わる
お分かり頂けただろうか?
昼ごはんの時に麦茶を使ってラーメンを作ってしまったのである
よって飲み水は1L弱しかなく
炎天下の30kmを登らなくてはならないのである
登り坂はどんどん厳しくなっていく
登っても登っても終わりが見えない
少しづつであるが走行距離をカウントしていく
それ以上のペースで減っていく水分
人は簡単に死ぬな
あれ?デジャブ??
考えが甘かった
登り坂がキツい
膝も痛くなって自転車が漕げない
日陰を見つけては水分を補給
減っていく水分
焦ったらダメだ
緊急事態だからこそ冷静に
好きでやっていることなので
人に迷惑を掛けるわけにはいかない
案内板を見ながらリタイヤも視野にいれつつ前に進む
つぐの道の駅まで約17km
降れば陽が暮れる前に道の駅まで引き返せる
登れば町があったはず
そこまで行ってから考えよう
そう、諦めが非常に悪いのである
そうこうしているうちに登り坂の向こう側が見えてきた
ここを越えれば小さな町だ
渇いた時はポカリスエット
熱中症でぶっ倒れる一歩手前
自販機を発見
ポカリが染み渡るぅ
定期的に摂取するならアクエリゼロだが
カラカラに渇いた身体にはポカリだ
自転車旅で命の危険にさらされるのは計画性が悪過ぎた
自分の考えの甘さを反省しつつ
茶臼山高原道路の入り口まであと一登り
反省は後
とにかく陽が暮れる前に走るのだ
自転車は前にしか進まないんだから
小休憩は挟むべし
キャンプ場まで103kmだったはずなのに
茶臼山の麓で85kmほど走ってきている
キャンプ場まで絶対に100kmじゃないわ
iPhoneに騙された
ここまで走ってきたら行くしかない
時刻は15時過ぎ
ちなみに、茶臼山高原道路までは
- 近いけど激坂
- 遠いけどゆる坂
の2ルート存在する
もちろん、iPhoneは最短距離の激坂ルートを取っている
バイクでフルスロットルなのに自転車じゃ無理だろ
バイクで走ったことがあるがかなりの激坂
自転車を漕いでいくなど不可能である
急がば回れ
遠回りでもゆる坂を進んでいきます
そうは言っても5kmの登り坂
たまに自転車押して進む
そしてついに到着
91km地点で茶臼山高原道路入り口
iPhoneで確認したらキャンプ場まで残り20km
このまま登り続けるか2km先の道の駅まで行くか
結果
水が無いと走れないので道の駅に行きました
つぐ高原にもキャンプ場があったけど
一泊4500円と赤字になってしまうので諦めた
ソロキャンプには厳しい値段設定が増えたのが辛い
キャンプは不便を楽しむものじゃなかったのか
電源サイトとはいったい
考えても仕方がない
需要と供給が叶っているなら従うべし
素直に茶臼山を越えてゆきますか
標高1000mを越えてゆけ
茶臼山高原道路に入った標高は920m
1000mちょっとの山だと思っていたら違ったらしい
1000mの看板は見つけたけど、目の前には登り坂が続いている
陽が傾いて日陰が増えてきた
登っても登っても終わらない
永遠に登りが続く
サイコンは中途半端な位置で走行距離100kmを超えた
キャンプ場まで残り3kmの訳がない
まだ茶臼山にすら辿りついていないのだから
絶望に打ちひしがれながらも登る
雪が降るので道路の状態が悪い
疲れた身体に路面からの振動が響く
もう少しだ!
あと少しだ!!
そこを登れば山頂だ!!!
記憶があやふやになりながらも自転車を走らせる
幾度かの幻想を抱きながら登り続け
ついに見覚えのある景色が目に飛び込んできた
標高1222m
茶臼山高原最高地点だ!!
インハイを優勝した坂道君よろしく
片手を上げて走り抜けてやりました
茶臼山を越えれば長野県
キャンプ場はもう少し先だ
風呂もあったはずだから風呂にも入ろうーっと
10kmの降りに何を思う
茶臼山を越えてもちょっと登るんですけどね
なので最高地点は1222mとちょっと
キャンプ場まであと10km弱
降り始めて最初は気持ち良かったけど
あれ?このまま降り続けるの?
そう、峠を登れば降るのが道理
疲れた身体には嬉しいけれど
明日の朝は降った分だけ登らなければならない
朝から10km登っても30kmは降りだからいいっか
風呂に入りたかったけど
身体はどんどん冷えていく
熱風しか吹かない下界と違って気温は29度付近
かなり涼しい
途中湧き水を発見
飲めるか不明だったけど
コップもあるので飲んでみることにしました
煮沸すれば飲める
ご飯も水が良ければ美味しく炊ける
何度もいうが自転車旅は手持ちの荷物が全てである
水は貴重
手に入るならありがたく頂きます
10km降りきったところで道の駅にお邪魔してコーラを購入
肉はないけどコーラは飲もう
小さな幸せをバックに詰めて走り出す
キャンプ場まで最後の登り
山を越えればキャンプ場だ
冷えた身体は再び汗だくへ
風呂に入っても登りだから一緒だったかな
ここをキャンプ地とする
走行距離116km
時刻は18時
キャンプ場に到着
陽が暮れる前に寝床の準備をします
フリーサイトなので好きな場所に張れるけど
人もちらほら居るので場所に悩む
ソーシャルディスタンスを確保しつつ場所を決める
今回は自転車を軸にするのではなく
荷台の固定用ロープを使ってタープを張っていく
二本の木にロープを渡して
そこにタープを掛ける
四隅をペグダウンすれば完成
Aフレームテント
コットを組み立てて素早く寝床を作り上げる
そして米を研いで水に浸しておく
その間にもぐもぐタイム
ホワイトチョコのラスクとホットコーヒーで一息入れます
周りでは焚き火をやってる人もいる
焚き火台も薪も持ってないからいいけど
夏のキャンプはやることないなぁ
真夏のキャンプでは焚き火をやらないのでかなり暇なのである
そのために自転車走らせてるのもあるけれど
おやつで小腹を満たしつつご飯を作る
キャンプ飯は安定のカレーライス
晩ご飯は悩んだけどカレーライスを持ってきました
お米は力になるし、カレーなら調理も要らない
固形燃料一個でできるお手軽キャンプ飯
荷物が限られるので失敗せずに食べられるものをチョイス
固形燃料の火を見ながら陽が落ちていく
完全に陽が暮れてあたりは真っ暗
自転車のライトを頼りにご飯を食べる
あぁ、ちょっと芯が残ってる
バーナーパッドを使うのは辞めよう
上手に炊けない
正確にはカレーではなくハヤシライスなのだけれど
暗闇で食べてたら何か分からなかったかも知れない
自転車を支柱にせずにライトが使える状態で良かった
やっぱりお肉食べたいな
満腹には少し足りなかったけど
ご馳走様でした
片付けして20時半
横になったとたんに泥のように眠りに落ちました
今日はここまで
ではまた明日
人生を「俯瞰」し思考をシンプルに「整え」生活をミニマムに「維持」する
ハチでしたー